愛知産業大学三河中学校

まなざし 本校入試スタート

1月25日、いよいよ本校入試の幕開けとなりました。思えば、ちょうど1年前、受験のため教室を移動するわが子を見送る保護者の方々の目が大変印象的で、この「まなざし」というタイトルをブログに付けたことを思い出します。一人ひとりの児童・保護者は本当に一生懸命です。筆記試験だけでなく面接試験でも、最高の自分をアピールしようという姿勢がよくわかります。そのような時に感じるのが、親子の距離感です。事前に(または日常の中で)しっかり躾や教育がなされており、本番では傍らで寄り添い穏やかなまなざしを投げかけている保護者の方がおみえになります。私も保護者として、そして教師として、そのような姿勢を模範としたいと思います。受験生・保護者の皆さんに大切なことを教えていただいた一日でした。「志望校合格に向けて、みんな、がんばれ!」

百人一首大会

1月15日に恒例の百人一首大会が行われました。全校生徒が音楽室に集合し、各学年5人ずつのグループに分かれ札の取り合いが始まりました。読み手は国語科教員が担当し、奈良から鎌倉時代に生きた人々の言葉の感覚に触れることができました。今日に限っては、生徒は歌の内容よりも札の数に興味があると見え、場の札を睨み付けていました。「秋の田の・・」「ハイ!」好きな句を覚えた生徒は、他の人に取られたくないという意識が働き、真剣そのものでした。和の文化や言葉を大切にする本校ならではの行事だと言うことができます。これからも、ゲームとしてだけでなく、味わうという深みのある学びを継続させていきたいものです。
田子の浦にうち出でてみれば白妙の 富士の高嶺に雪は降りつつ
大会終了後の教頭の言葉の通り、当時の人々も私たちと同じように富士山を見上げていたことを思うと、感慨深いものがあります。「言葉」を「感じる」心・感性を持つ、情緒豊かな人間に育ってほしいと期待しています。

リトル・ホンダ

1年生の英語の授業で、イタリアのビッグクラブへの移籍が決まった本田選手の英語による記者会見の様子を取り上げてみました。以下はその抜粋です。
“I just ask my little Honda in my heart. Which club do you want to play? I asked. Yeah, I answer. A.C.Milan” (私は自分の心の中にいるリトル本田に聞きました。お前はどのクラブでプレーしたいのか。するとミランだと答えたのです。)
“I never meet samurai. So, I don’t know that is true. I think Japanese men is never give up and strong mentality and we have good discipline. I think I have, too. So just I want to show the spirit on the pitch.”(私はサムライに会ったことがありません。ですから、どういうものかわかりません。日本の男性は諦めない強い精神力を持っていると思います。規律正しいですね。私もそうだと思います。その精神をピッチで見せたいと思います。)
少年の頃からの夢を大切にし、それに向けて具体的に努力してきたことがよくわかります。本校には、全く英語すら通用しないアフリカの貧しい国に赴き、青年海外協力隊員として現地の経済状態向上のために力を尽くした卒業生もいます。小国である日本人が、大きな志を持って海外で貢献する。そして流暢ではなくとも英語で自分の思いを述べる・・・とても素敵でかっこいいと感じます。私たちも、世界で活躍する、または近くの外国人とも仲良くできる人間を育成していくという情熱を持って教育活動に励んでいます。第2・第3のHondaがこの学校から出ることを期待しています。

「丁寧さ」 書き初め会から

本校は和の文化を大切にしており、今年も1月8日に全校生徒が書き初めに取り組みました。事前に国語科教員が指導を重ね、何度も練習をしてきました。当日は練習し清書した後で、自分の最高傑作を1枚提出します。教室の様子を覗きに行くと、シーンとした中、真っ直ぐ伸びた背筋と筆の走る音が、一層緊張感を醸し出していました。ふざけ合う生徒は皆無で、一人ひとりが心を落ち着かせ真摯な姿勢で書き初めに取り組んでいました。やはり、特に入筆、止め、はらいなど、筆先まで神経を行き届かせて丁寧に筆を運ぶ生徒の作品が、見映えのあるものに仕上がることが理解できます。スピードや情報などが評価されがちな現代社会ですが、「丁寧な心遣いや作業」の大切さを改めて感じた次第です。そしてこれこそが和の精神・文化の一つではないかと感じます。生徒の活動に大切なことを教えてもらう毎日です。

top