愛知産業大学三河中学校

東日本大震災から3年

本日3月11日午後2時46分、補習を受けていた生徒と共に、教室で黙禱を行いました。3年前の「その時」のことを生徒たちに尋ねると、「小学校から戻りちょうどテレビをつけたらあの光景が目に飛び込んできました。」と明確な答えが返ってきました。生徒たちの脳裏には強烈に印象付けられているようです。そのためか、黙想の放送がかかると、全員普段は見せない大変真剣な面持ちで目を閉じていました。
思えば、「自分にできることを何かしたい。」と勝手に思い込み、一路東北に向かったのは、その年の10月でした。津波に流され廃墟と化した病院や学校、原形をとどめていない家屋、鉄の塊と化した自動車の山・・・そんな光景を目の当たりにし胸が痛みました。その後、大雨の中、ボランティアの方々と一緒に無言で瓦礫の撤去作業を行いました。この土地にあった家で津波の直前まで確かにあった平和な家族の生活、瓦礫に埋まった小さな赤い茶碗の持ち主のことを思うと、言葉や笑い声を誰一人発することができませんでした。
自分たちにできることを実行し、生徒に伝え、防災やエネルギーなどについて共に考えることが、今すべきことだと考えます。被災した方々のご冥福をお祈りするとともに、一刻も早い復興を、この岡崎の原山の上から生徒と共に心から願っております。

第17回卒業証書授与式

また今年も涙の卒業式になりました。式の後半、「卒業の歌」になると、3年生がその歌詞を噛み締めて歌うせいか、途中から数名の嗚咽が聞こえます。向かい合って歌うため、その3年生の姿を見た在校生の頬にも涙が光るようになります。職員席からは、流れる涙に負けじと懸命に最後の校歌を歌おうとする3年生の横顔や、卒業する先輩のために一生懸命に声を出す在校生の姿が正面に見え、私たちも涙腺が弱くなり校歌の声が震えます。
多感期の中学3年間は、実にいろいろなことが起こります。それを生徒自身や教師、そして保護者の皆さんと、共に悩み、共に苦しみ、共に笑いながら乗り越えていくのです。そうして迎えた卒業式は、大変感慨深いものになります。卒業生保護者の皆様、今までご支援・ご協力をありがとうございました。今後のお子さんのご活躍をこの原山の頂からお祈りしております。そして、1・2年生のみんな、君たちの式中の姿勢は本当に立派でした。今後三河中学校を背負って立つにふさわしい堂々としたものでした。これから三河中学校をよろしく頼みます。
卒業アルバムによく書く詩の一節です。”Behind the clouds, the sun is still shining.”(雲の後ろには、太陽はなお輝いている)第17回卒業生のみなさん、つらい時こそ希望を持ってがんばってください。See you again.

デイビッド・セイン英語ジム説明会

グローバル化が加速する中、英語教育も変化が求められています。本校は生徒が英語に触れる機会を増やすべく、今回Webを利用した教材の導入を検討しており、その説明会・体験会を開きました。まずは長くお世話になっている全国家庭教育支援センターの先生よりご紹介をいただいたマザーカレッジ主宰&デイビッド・セイン英語ジム主宰の江藤真規氏から、自分を変えること、英語の必要性などについて実体験を織り交ぜた大変有意義なご講演がありました。次に英語ジム担当者から、端末を使いデモを行いながら説明があり、代表生徒も実際に触れて取り組んでいました。驚くことは、生徒の順応の速さです。少し習うだけで端末をもう使いこなすことができるのです。情報端末処理操作能力も、今後社会に求められる能力の一つに違いありません。あとはコンテンツの問題で、保護者の方にも体験する機会を設け、アンケートで感想等を教えていただくことになっております。みなさん、ご協力よろしくお願いいたします。
説明会終了後、一旦教室に帰ったものの、すぐに会場に戻り、デモ機に触れ熱心に英語ジムに取り組んでいた生徒が数名いました。そんな「やる気」「一生懸命さ」をいつまでも応援したいと思います。
最後に、今回のデイビッド・セイン英語ジムは、今までお世話になってきた方々が不思議なご縁で結びつき、三河中学校を支援してくださったという経緯があります。今後も、生徒や教師が「人と人との関係を大切にしていく」人間の集団でありたいと心から思いました。今回ご協力いただきました関係者の皆さん、そして保護者の皆さん、大変お世話になりました。本当にありがとうございました。

TOEIC Bridge

本校で培った英語力を診断する一つの指標として、毎年卒業直前のこの時期にTOEICの入門版であるTOEIC Bridgeを受験しています。本校生徒の保護者の皆さんの中にも、職場でTOEICに取り組んでみえて、よくご自宅で問題集を解いたり、電車などで通勤途中に携帯端末で英語を聞いたりして努力されているというお話をうかがったことがあります。高校生、大学生、そして社会人になってからTOEICという存在に触れることになりますので、その意識づけをするとともに、練習も兼ねているのです。生徒の英語力をはかるだけでなく、授業のあり方がスコアに反映される結果となり、英語科教師にとっても授業を分析する良い機会となっています。

理科特別授業

今年も1年生の生徒が化石の発掘に挑戦しました。毎年この時期に、理科(生物)の授業の一環として、蒲郡市にある「生命の海科学館」から講師の先生をお招きして特別授業を行っています。化石について学んだあと、実際に自分の手で石を細かく砕き化石を見つけるという作業に取り組みます。古代の足跡を求めて石をたたく生徒たちの目は真剣そのものです。このような輝く目を見るたびに、学習の本質について考えさせられます。「ワクワク感」「本物に触れる」「生徒の興味関心を湧き立たせる」「感動」「達成感」このような体験を授業に取り入れる工夫を研究したいと心から思います。その結果、生徒たちの将来になんらかの影響を与えたならまさに教師冥利につきます。しばらくの格闘の後、葉などの化石を見つけ生徒の興奮はいつまでも冷めぬようでした。その気持ちをいつまでも大切にしてほしいと思います。

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