愛知産業大学三河中学校

「先生、もう一回いいですか。」

2年生英語レシテーション・コンテスト(暗唱大会)の一コマ。ある生徒がチャップリンのスピーチを3行ほど披露したところで、緊張のためかリズムが狂い流暢に発表できなくなってしまいました。出だしはしっかり練習してきた成果が表れていただけに、残念な気持ちでいると、突然「先生、もう一回いいですか。」。練習が中途半端な場合は、そのまま流してしまうのでしょうが、恐らく相当に練習を積んで自信もあったのでしょう。「先生、自分はこんなものではないのです。ぜひもう一度チャンスをください。」という迫力に、思わず首を縦に振ってしまいました。チャンスを得た生徒の頑張りは言うまでもありません。その気になった中学生の、無限の可能性を改めて認識しました。

「先生、ありがとうございました。」

3月7日(土)第18回生が巣立っていきました。音楽教師の話によると、今年は授業で卒業の歌の練習をしている時から、生徒は涙が止まらなかったそうです。式当日、涙を流しながらも歌い続ける卒業生のすぐ隣には、その顔を温かく見つめる教師のまなざしがありました。在校生が帰宅し、卒業生と保護者・教員だけとなり、恒例のサイン会が始まりました。多くの生徒に頼まれ、教員が卒業アルバムに言葉を綴ります。最後に、一人ひとり「先生、ありがとうございました。」と口にしていました。この成長を見届ける感動のために、教師はどんなに仕事がハードでも続けていくことができるのでしょう。それぞれの道に羽ばたいていく卒業生のみんなへ・・・「卒業おめでとう。」

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