愛知産業大学三河中学校

決まった答えのない問い

中学3年生の英語授業の帯活動の一つとして、正解のない問いを生徒に投げかけ、理由を加えて自分の意見を述べる活動を行っています。例えば、「どの国を訪れてみたいか。」という問いに対して、「美しい海があり多くの友達を作りたいのでオーストラリアを訪れたい。」というような答えを述べることがあります。ところがそれであればオーストラリアでなくともよいわけで、なぜオーストラリアかの根拠に乏しい。少しアドバイスを加えると、「Mollymook Beachでイルカが見たいので・・・。」とか「Ulladullaでお世話になったホストファミリーに会いたいので・・・」という具体的かつ自分だけの理由を加えるようになり、説得力が増します。彼らが修学旅行で訪れたオーストラリアの大学では、外国語講師から次のような英語の質問を受けました。「無人島で、大嫌いな人と一緒に過ごすか独りぼっちで過ごすか、どちらがよいか理由を加えて答えなさい。」決まった答えを問うのではなく、思考力や表現力を養うためにもこのような訓練を今後も続けていきたいと思います。

入学試験②

以前、受験するわが子を見送る保護者の目線で文章を書いたことがありましたが、今回は視点を変え、小学校6年生の気持ちを考えてみたいと思います。幼稚園・保育園に通い始める年齢では、初めての通園時にお母さんと別れるのがつらくて泣いてしまう園児もいるようです。それに比べ12歳の中学受験生は大変凛々しく映りました。不安な顔を見せることなく、堂々とした態度で受験会場に移動していきます。「僕が・私ががんばらなければ。」という気持ちでキリッと引き締まった表情をして会場に向かう子どもたちはたくましい限りです。これから難局に向かうけなげな背中を、お母さんたちが言葉少なにやさしいまなざしで見送る姿に、再び本当の愛情を感じました。

入学試験①

本校の入学試験前日、教員は授業終了後に会場作りに奔走します。そしてその教師たちのあたふたする姿に触発されてか、自学のために居残っている在校生たちが自主的に手伝うことが恒例となりつつあります。今年の場合、2・3年生が自然に各会場の机やイスを並べ、そして1年生もホールや廊下にモップをかけるなど、全校一丸となって準備に取り組みました。受験生には、その苦労や思いは伝わってはいないとは思いますが、在校生の先輩たちが受験生の健闘を祈って、一生懸命に会場作りをしてくれたのです。あとは受験生のみんなが本来の力を発揮してくれることを期待しています。がんばれ、三河中学校受験生!

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