愛知産業大学三河中学校

父母のまなざし

3月19日、中等部の卒業式が行われました。義務教育の卒業という意味も込めて、厳粛に行われました。式の最後は卒業生の歌で締めくくられ、今年は卒業生が見事に「桜の雨」と「仰げば尊し」を歌い上げました。ふと保護者席を覗くと、何人かの保護者の方がハンカチで目を押さえ、中には歌声に合わせて頭を上下させています。その姿を見て、こちらも目頭が熱くなりました。恐らく、心を込めて熱心に歌っていた卒業生の姿が、保護者の方々をそうさせたのでしょう。心身の成長が著しいがゆえに難しくもあるこの時期、保護者の皆さんのご期待に添えられたか不安も残りますが、お子さんの成長を少しでも実感していただけたなら幸いです。さあ次のステージの始まりです。保護者の皆さんの愛情、そして教員や後輩からの期待をたっぷり受け、今後君たちがさらに活躍することを心から期待しています。羽ばたけ、中高一貫1回生!

卒業式・修了式の舞台裏

本校は中高一貫教育のため、卒業式と修了式を同時に行っています。3月19日(土)、いよいよ本番を迎え、いささか緊張して会場に向かう途中、修了式において修了証を受け取る1年生代表生徒と担任教師が、人のいない廊下にてマンツーマンで気を付けや礼、受け取る姿勢など最終の練習を行っていました。代表生徒に恥をかかせるわけにはいかない、1年生代表として立派に務め上げてほしいという気持ちからでしょう。本番では見事に練習の成果を発揮して実に堂々とした態度で修了証を受け取っていました。このような担当教師と生徒の陰の努力が、本校の教育の真骨頂と言うことができます。微笑ましく、そして大変頼もしいシーンでした。

気づき力

機会あるごとに「挨拶は気づき力を高める」と話しています。補習が終わりかけた時のこと。他の生徒の指導で手が離せなかったこともあり、ある生徒に、「君、急いでいる。」と聞くと、その生徒はすぐにその言葉の意味を理解し、「先生、黒板ですね。いいですよ。私、消します。」とすぐに答え、黒板をきれいに消してくれました。「助かりました。ありがとうね。」その生徒は、日頃から自分から気持ちの良い挨拶をし、学級や生徒会でも信望が厚く、誰からも好かれています。社会では、勉強も大切ですが、このような気づき力を持った人材が重宝されることは言うまでもありません。ご両親の躾の賜物だと思います。これからもこの姿勢を大切にしてほしいと思います。

先輩と後輩の絆

ニュースでも触れましたが、今回英語検定の2次試験では準2級や2級が多い中、全員が合格することができました。実は、今回は練習段階において今までにない光景が見られました。2級では3年生の中に混じって2年生の姿もありました。2年生の段階ではボキャブラリーや経験の問題から、絵を見てストーリーを述べる問題で上手に文章を組み立てることができません。そこで、対策練習が終わってから複数の3年生が2年生に熱心に教えている姿を何度も目にしました。「全員で合格しよう」という学年を越えた絆が生まれていたのです。中高一貫教育の神髄とも呼べるこの意識や光景は、今後4年生以降においても、多くの分野で広がり成果として表れるに違いありません。今から楽しみでなりません。

 

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