愛知産業大学三河中学校

リーダーシップ

体育祭が迫り、7時間目を団の練習時間に充てています。基本的に教員はサポートに回り、学年縦割りで構成された団による活動です。話し合いの仕方やペースもそれぞれ独自の方法で行われています。ある日、様子を見に教室に行くと、今までは目立たない存在だった生徒が、しっかりした口調で後輩たちにダンスの指導をしていました。コミュニケーション能力や協働的取り組みが必要とされる中で、目に見える形で成長を確認でき、頼もしく感じました。「がんばれよ。」と心の中でつぶやき、そっとドアを閉じました。

「こんにちは」の魅力・威力

本校は、グローバル教育を重視していますが、一方で和の文化・精神も大切にしています。礼法講座以外にも、表装講習を行い、着物の端切れを使い色紙などを飾る表装を作る体験的授業が行われます。そこでは、祖父母から伝統を引き継ぐことや古い物を大切にする心を教えていただきます。その講師の方が打ち合わせのため、来校されました。お出迎えすると、ちょうど玄関ホールにいた2年生男子が、講師の方に「こんにちは」と、とてもさわやかに挨拶をして通り過ぎていきました。打ち合わせが終わった後の雑談で、講師の方から、「こちらの学校は、本当に気持ちの良い挨拶ができて、立派ですね。」とお褒めの言葉をいただきました。一人の生徒の、例えば挨拶という日常の行動が、周りの方々の印象を大きく左右することを改めて理解できました。これからも続けて気持ちのよい挨拶を実践してほしいと思います。

黒板消し

授業準備のため、少し早めに空き教室に入ると、黒板は消されてはいるものの仕事としては雑で、チョーク受けや教壇の上も、チョークの粉で汚れていました。そこで、黒板の隅に「黒板の消し方が雑です。チョーク受けや教壇も汚い。丁寧に仕事ができる人間になろう。」と書いて、授業の準備を続けました。授業開始時刻となり、生徒が入ってきました。それぞれの席に着いて黒板の字を読むや否や、ほぼ全員が、すぐに黒板を消し直したり、雑巾を持って来て教壇やチョーク受けを拭いたりと、無言で素早く行動していました。最初の仕事が雑であったことはほめられたものではありませんが、指示されることなく自分たちで素早く行動できたことは立派で感心しました。いつも以上に授業に熱が入ってしまいました。

言葉は思考、言葉は人間性

残念ながら、公共の場所においてふさわしくない言葉を使っていたということで数名の生徒が指導を受けていました。テレビの影響か、最近の言葉の乱れが気になります。また、公共の場や多くの人がいる所で話すべきはない話題やその場にふさわしい音量も考えなければなりません。自分たちの言動が迷惑になっていないか理解できる客観性を身につけないと、社会的に成熟できません。例えば電車の中で騒ぐのも、幼稚園や小学生なら許されても、中学生は大人として扱われますので許されるものではありません。「国際理解とは、近くにいる人を大切にする気持ちから始まる」とは私の持論ですが、他者に迷惑をかけないようにしっかり考えられる賢い人へと成長することを期待しています。

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