愛知産業大学三河中学校

トイレ掃除

トイレの便器に汚れが溜まっているかもしれないという連絡があり、確認していたらやはり溜まっていました。なかなか普段の清掃時間では手が回っていない箇所でもあるため、短縮授業期間中に掃除をしようと決心しました。やや生徒にすがる思いで、「英語の補習を受けるかトイレ掃除するか、どちらがいい?」と聞いてみると、「トイレ掃除で。」と即答。そして2人でトイレを磨いていると、他の男子生徒2名も手伝ってくれました。「汚い!」と言いながらも、汚れている所にも率先して素手を伸ばして掃除をする姿が一番の感心です。おかげでとてもきれいになりました。大人と同じように生徒にも得手・不得手がありますが、それだけで人を判断せず、一人ひとりの良さが輝く学校、もっと言うと社会でありたいものです。

察する力

高校生に今後どのように勉強したらいいかを尋ねられて、自分なりに助言をしていました。丁度いい教材を見つけたため、夕方渡そうとしていたら、その生徒は他の先生と行事の打ち合わせをしていました。話が終わりそうになかったので、「用事が済んだら声をかけてね。」と伝えてその場を離れました。すると、来客があり私も別室で打ち合わせに入ってしまいました。時間も経っていたので、生徒も下校してしまっただろうと半ば諦めながらお客様を見送っていました。しかし、その生徒は待っていてくれており、「お忙しいのにすみません。」と駆け寄ってくれました。一言も文句を言わず、相手の立場に立って発したその言葉に嬉しく思いました。このように、相手の気持ちや状況を察することで人間関係が良好に保てるのだと思います。「こちらこそ待たせてごめんね。」と伝えて、教材を渡すことができました。

あたたかい人②

教室にいると女子生徒2人から、「先生、来てください!虹です!」と声をかけられました。ベランダに出ると、何気なく見ているだけだとなかなか気づきませんが、確かに雲と雲の間から覗かせる短い虹が見えました。スマホやオンラインなどの技術の発達により、お互いに顔を合わせず、別の画面を見ながら会話が成立してしまう時代だからこそ、彼女たちのように同じ景色を見て気持ちを共有するような、ある意味で温かみのある人になってほしいと思います。「よく見つけたね。綺麗だね。」と、しばらく一緒に眺めて教室を後にしました。

あたたかい人①

オーストラリア語学研修中のことです。緊急時用の救急セット、お世話になる現地職員への手土産、アラダラ高校からの大きな記念品など、引率教員としては私物以外の持ち物が多く、移動に手間取ることがよくありました。特に、アラダラの地を離れシドニーまでの移動や宿泊ホテルや空港での移動は荷物が多く大変です。そんな中、自分のスーツケースがあるにもかかわらず、「先生、これ持ちますよ。」と、ヒョイと自分の荷物に加えてくれる生徒がいました。表情から、いい格好をしたい訳でもなくただ単に相手を思う気持ちが伺えました。生徒に甘えてはいけないと思いつつも、温かみを感じた一コマでした。

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